TeamViewer (Classic)を使用すると、モバイル端末からモバイル端末に接続してリモートでサポートすることができます。サポートデバイスを制御するユーザーは、リモートコントロールアプリ用のTeamViewer をインストールする必要があります。リモート側のユーザー(サポートされるデバイス)は、用途に応じて、TeamViewer QuickSupporまたはTeamViewer Host アプリをインストールする必要があります。
この記事は、Android、iOS、Chromebook、およびMDS(モバイルデバイスサポート)をお持ちのライセンスユーザーまたは個人利用のユーザーに適用されます。
QuickSupportとHost アプリの違い
QuickSupportアプリとHost アプリの両方で、Android端末へのリモートアクセスが可能です。また、両方を同時にインストールすることもできます。ユースケースに応じて、どちらのアプリを使用するかを決定します。
主な違いは、接続方法です。
- QuickSupportアプリは、リモートユーザーからのアクセスの許可を必要とします。
- Hostアプリはリモートユーザーからのアクセスの確認を必要としないため、無人アクセスを実現できます。
- Host アプリは、デバイスが割り当てられているTeamViewerアカウントからの接続のみを許可し、TeamViewerIDまたはサービスケースを介した接続はできません。TeamViewerID やサービスケースをご利用されたい場合はQuickSupportアプリを選択してください。
要件
この機能を使用するには、次の要件を満たす必要があります:
全般
- TeamViewer (Classic) 12またはそれ以上のバージョンを使用していること
- 個人ユーザーであるか、TeamViewe MDS(モバイルデバイスサポート)を所有していること
サポートを行う端末
- 最新バージョンのTeamViewerリモートコントロールをiOS、Android 、Windows 10 Mobileデバイスにインストールしている。
サポートを受ける端末
- 最新バージョンのTeamViewer QuickSupportをiOS、Android、Chromebook、Windows 10 Mobile端末にインストールしていること
- 最新バージョンのTeamViewer Host をAndroid端末にインストールしていること
- iOS端末への接続の場合、iOS/Android用のTeamViewer 画面共有SDKを組み込んだアプリに接続したり、iOS用の通常のTeamViewer QuickSupportアプリの画面共有機能を使用したりすることができます。
📌注意: プライベートユーザーの接続は5分間に限定されます。
仕様
ノートPCやデスクトップPCからモバイル端末への接続と比較して、モバイル間の接続は、シンプルなリモートアクセスセッションとなります。このため、モバイル端末のリモートコントロールでは、ファイルの転送、設定のプッシュとプル、ダッシュボードの表示などを行うことができません。
Android端末への遠隔操作
サポートを行う端末
- Android または iOS デバイスにリモート コントロール用の TeamViewerをダウンロードしてインストールします。 デバイスに既にアプリをインストールしている場合は、必ず最新バージョンに更新してください。
- アプリを開きます。
- コンピュータメニューに移動し、TeamViewer アカウントでサインインします。
- アカウントをお持ちでない場合は登録をしてください。
こから、接続メニューまたはコンピュータ&パートナーリストを使用して接続できます。
接続メニューから
接続メニューに移動します。サポートされているデバイスのTeamViewer IDをパートナーIDフィールドに入力し、接続を押します。
コンピュータ&パートナーリストから
アプリの下部にあるコンピューターエントリをタブし、サポートされているデバイスの横にある青い矢印をクリックします。
サポートされているデバイスで接続が受け入れられると、モバイルデバイスに接続され、手に持っているかのようにデバイス全体をリモートで制御できます。
サポートを受けるAndroid端末
TeamViewer Host をご利用する場合
- デバイスにTeamViewer Host をダウンロードします。
- デバイスの製造元によっては、アドオンのインストールを求められる場合があります。画面の指示に従って、リモートコントロール機能に必要なアドオンをインストールしてください。
- Host アプリをダウンロードしてインストールした後、デバイスをTeamViewer アカウントに割り当てる必要があります。アカウントの認証情報を入力すると、デバイスは自動的にコンピューターとパートナーリストに追加され、そこでアクセスできるようになります。デバイスは、デフォルトでリストの最も古いグループに追加されます。
その後、割り当てられたアカウントと、アプリへの接続方法に関するクイックガイドが上部に表示されます。
TeamViewer QuickSupportをご利用する場合
- デバイスにTeamViewer QuickSupport をダウンロードします。
- デバイスの製造元によっては、アドオンのインストールを求められる場合があります。画面の指示に従って、リモートコントロール機能に必要なアドオンをインストールしてください。詳細についてはこちらをご覧ください。
すべてのTeamViewer 接続と同様に、接続するにはターゲットデバイスのTeamViewer IDが必要です。 TeamViewer IDは、アプリのスタート画面のデバイスのQuickSupport アプリで確認できます。
💡ヒント: IDはコンピュータ & パートナーリストに追加してください。これによって、TeamViewer アカウントを使ってログインする各端末に簡単にアクセスして、すぐに接続することができます。
以上で、サポートデバイスからの接続用にすべてが設定されました。
📌注意: 接続対象のAndroid端末へのアクセスが終了するまで、QuickSupportアプリを閉じないようにしてください。Host アプリを使用する場合、アプリを最初に開始した後、いつでも端末にアクセスすることができます。
iOS端末への遠隔操作
詳細については、ナレッジベースの記事「iPad/iPhoneの画面をTeamViewerと共有する方法」をご参照ください。
📌注意:TeamViewer Host はiOS端末では使用できませんことご了承くださいませ。
Chromebookへの遠隔操作
TeamViewerを使用してAndroid、iOS、Chromebook、Windows 10 MobileからChromebookへ接続できます。
サポートされているChromebook
- ChromebookにTeamViewer QuickSupportまたは TeamViewer Host をインストールします。
- すべてのTeamViewer 接続と同様に、接続するにはターゲット端末のTeamViewer IDが必要です。
- QuickSupport の場合:アプリのスタート画面で端末のTeamViewer IDを確認できます。
💡ヒント: IDをコンピュータ & パートナーリストに追加します。これでTeamViewer アカウントでログインするすべてのデバイスへアクセスします。
- Host の場合:アカウントの認証情報を入力すると、端末は自動的にコンピュータ & パートナーリストに追加されアクセスできるようになります。デバイスは、デフォルトでコンピュータ&パートナーリストの最も古いグループに追加されます。
- サポートを行う端末からの接続用にすべてが設定されます。
📌注意:
- Android端末にアクセスしたくない場合を除き、QuickSupport アプリを閉じないでください。Host アプリを使用する場合、アプリの初期起動後、いつでも端末にアクセスできます。
- Android向けのTeamViewer QuickSupport およびHost アプリを通じて、リモートのChromebook画面を表示し、ポインターを使用してChromebookの前にいるユーザーを支援することができます。 Chromebookを完全にリモート制御することはできませんことご了承くださいませ。
サポートを行う端末
- TeamViewer for Remote Controlをダウンロードして、Android、iOS、またはChromebookデバイスにインストールします。デバイスにすでにアプリをインストールしている場合は、必ず最新バージョンに更新してください。
- アクセスするには、リモートコントロールをクリックします。
- デバイスでアプリを開きます。
- 上記のIDを使用して、またはコンピュータ & パートナーリストを介して、サポートされているデバイスに接続します。
- 接続のTeamViewer IDフィールドに、サポートされているデバイスのTeamViewer IDを入力します。
- アプリの下部にあるコンピューターエントリと、サポートされているデバイスの横にある青い矢印のタブをタップします。
- サポートされているデバイスで接続が受け入れられると、モバイルデバイスに接続され、画面共有機能「表示」を使用できます。