この記事はビジネス、プレミアム、コーポレート、エンタープライズプランをご利用のユーザーに向けたご案内です。
全般
ブラックスクリーン機能を使用すると、Windowsコンピューターに接続しているリモート画面を真っ黒にし、操作内容を接続先端末に表示させないようにすることが可能です。
この機能が有効になるとリモートコンピューターの入力も無効になります。プライバシー保護に便利な機能です。
この機能を有効にすると、
- リモートコンピュータの画面は、TeamViewerのセキュリティ画像(以下を参照)によって非表示になります。
- リモートコンピュータの入力も無効になります。
📌注意:技術的な制限により、マウスカーソルはリモート側に表示されます。非表示にすることはできません。
互換性
Windows、macOSおよびLinux、AndroidおよびiOSからWindows 7、8、および10を実行しているWindows端末への接続でブラックスクリーン機能をご利用いただけます。macOSおよびLinux端末のブラックスクリーン機能は現在サポートされておりませんことご了承くださいませ。
macOSをご利用の場合の前提条件
macOSのブラックスクリーン機能は、TeamViewerバージョン15.8以降が実行されている場合にのみ使用できます。
技術的な制限により、「システムでTeamViewerを開始」が選択されている場合のみ、ブラックスクリーン機能を有効にすることができます。
これに加え、TeamViewerアプリケーションにアクセシビリティ権限を付与する必要があります。TeamViewerリモートサポートを行うため、以前にこの権限を必要としなかったmacOS 10.13のユーザーにも適用されます。
📌注意:10.14(Mojave)以降、この設定はリモートMacを制御するための前提条件です。
最適なリモートアクセスセットアップのために、以下をお勧めします。
- Siriを無効にします。
- コンピュータサウンドを無効にします。
macOS自体の制限により、システムパスワードフィールドを表示している間、リモート側のキーボード入力をブロックできないことに注意してください。
設定方法
リモートコントロール・セッション中に行う方法
リモートデバイスでのリモートコントロールセッション中にブラックスクリーンを有効にするには、リモートコントロールツールバーの操作タブをクリックして、ブラックスクリーンを表示を選択してください。
リモートコンピュータのTeamViewerオプション経由で永続的に行う方法
TeamViewer ブラックスクリーン機能を特定の端末(職場のコンピュータなど)へのすべての接続でデフォルトとして設定できます。これを行うには、接続するリモートコンピュータのTeamViewerオプションで設定する必要があります。
1) リモートコンピュータでTeamViewerを開きます。
2) その他 >オプション> 詳細に移動します。
3) 詳細オプションを表示を選択し、このコンピュータへの接続の詳細設定までスクロールします。
4) まず、受信接続専用ローカル入力の無効化にチェックマークを付け、次に受信接続専用ブラックスクリーンの有効化にチェックマークを付けます。
📌注意: 以上の設定で、この特定のコンピュータに接続するたびに、TeamViewerのブラックスクリーン機能が自動的に有効になり、リモート入力が無効になります。
コンピュータ&パートナーリスト経由で行う方法
1) コンピュータとパートナーリストでデバイスを選択し歯車マークをクリックした後プロパティをクリックします。
2) プロパティメニューで、詳細をクリックします。
3) 動作の設定のリモート入力オプションで、するを選択します。
4) OKをクリックして保存します。
5) これで遠隔操作時に画面が瞬時に黒くなります。
📌注意: 以上の設定はデバイスに接続するときにリモートのブラックスクリーンを自動的に有効にする方法を示しています。
カスタマイズされたブラックスクリーンを利用する方法
ブラックスクリーンを有効にする際に、ご自身で作成された画像を挿入することで、ブラックスクリーン機能をカスタマイズできます。次の手順にをご確認くださいませ。
📌注意:ここでの例では、画像ファイルの名前はtest.pngです。
Windowsの場合
接続先端末の場合
1)システムから開始オプションが有効になっていることを確認し、TeamViewerを閉じます。
2)レジストリエディタを開き、次のパスに移動します。
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\TeamViewer
3)編集をクリックし、新規に移動して、文字列値を選択します。
4)キーエントリCustomBlackScreenの名前を変更し、カスタムイメージにつながるパスを値として追加し、パスにイメージファイル名を含めます。
そしてOKを押します。
5)ここで、TeamViewerサービスを再起動します。
💡ヒント:TeamViewerサービスを再起動する方法はこちらからもご確認いただけます。
接続を行う(接続元)端末の場合
1) TeamViewerを開きます。
2) TeamViewerブラックスクリーンを有効にします。カスタムイメージがリモートコンピューターに表示されます。
📌注意:Windowsでサポートされている画像形式はJPEGおよびPNGです。
macOSの場合
接続先端末の場合
1)システムから開始オプションが有効になっていることを確認し、TeamViewerを閉じます。
2)ターミナルを開き、次の設定を追加します。
sudo defaults write /Library/Preferences/com.teamviewer.teamviewer.preferences.plist CustomBlackScreen -string "/path/to/test.png"
画像が指定したパスにあることを確認してください。
接続を行う(接続元)端末の場合
1)TeamViewerを開きます。
2)TeamViewerブラックスクリーンをアクティブにします。カスタムイメージがリモートコンピューターに表示されます。
📌注意:macOSでサポートされている画像形式は、BMP、GIF、JPEG、PNGです。
Windows 7以下をご利用の場合
Windows 7以前の場合、ブラックスクリーン機能を利用するにはTeamViewerモニタードライバーをリモートデバイスにインストールする必要があります。ドライバがすでにインストールされている場合、リモート画面はすぐに黒くなります。
インストールされていない場合は、初めて機能を使用するときにインストールするように指示されます。ポップアップが表示されるので続行③をクリックしてドライバをインストールしてください。
TeamViewer設定を介してTeamViewerモニタードライバをインストールすることもできます。
その他 > オプション > 詳細 > 詳細オプションの表示 > 詳細なネットワーク設定 > モニタドライバのインストール > インストールの順にクリックして、設定を開きます。
📌注意 : すべてのモニタ、ビデオカード、マザーボード、またはBIOSがTeamViewerモニタドライバソリューションをサポートしているわけではありません。この機能はブラックスクリーンを使用するために必要となります。 TeamViewerモニタドライバは、ハードウェアベンダの実装に依存しており、互換性がない場合は、一部のホストコンピュータでこの機能を使用できないことがあります。
Ctrl + Alt + Del
ユーザーには、リモートコンピューターでCtrl + Alt + Del(Windows)またはCmd + Option + Esc(macOS)のキーの組み合わせを押すオプションがあります。
Windowsの場合
Macの場合
- リモートコンピュータのブラックスクリーン機能を無効にします。
- リモートユーザーのセッションをロックします。
- リモート入力を有効にします。
したがって、リモートで作業しているユーザーは、リモートコントロールセッション中にどの様な作業・操作を行っているかをその画面から確認ができないようになります。リモートコンピューターでキーの組み合わせを使用するとすぐに、次のポップアップが接続の両側に表示されます。
翻訳:ブラックスクリーン機能は現在有効ではありません。これから行う作業は接続先にてすべて見えるようになりますことご注意くださいませ。
📌注意: Ctrl + Alt + Delの組み合わせでユーザーのWindowsセッションをロックすることは、Windows 8および10を実行しているデバイスでのみ機能します。