TeamViewerをご利用のみなさまへ
いつもTeamViewerをご利用いただきありがとうございます。
今回のブログ投稿は「詐欺被害にあった際の対応方法について」というテーマで応急処置とガイダンスをご提供いたします。詐欺トラブルから自身と大切な家族や友人を守るため、是非最後までご覧くださいませ。
まずはじめに
詐欺やソーシャルエンジニアのアプローチ方法は数多くあり、専門家であっても簡単に見つけることが出来かねてしまうのが現実です。さらに詐欺グループの背後には多額の規模の組織化された犯罪ネットワークがあることも念頭においてください。詐欺グープにいる人たちはそういった組織に洗練され、多くの人々を騙すため日々様々な方法で私たちにアプローチしてきます。
ソーシャルエンジニアリングの危険性とソーシャルエンジニアリングから保護するための5つの重要なルールについての詳細はこちらからご覧いただけます。
詐欺師があなたに連絡をしてきた際の対応方法
優先順位の高い順に対応方法についてお伝えいたします。
全般
-まずは大きく深呼吸をし落ち着いて対応すること -
日常生活の中でメールや電話を用いて簡単に詐欺師があなたに近づくことが可能となっているのが現状です。こういった日常に起こる犯罪から身を守り、それに備える必要があることをまずは理解することが大切です。
- 慌てず、犯罪者があなたに与える影響を最小限に抑えることに集中すること
怪しい電話がかかってきた際には必ず一旦電話を切ること、怪しいメールが届いた際にはそのメールを削除し、大きく深呼吸を行ってください。さらにコンピュータの電源を一度切り、何が起こったかを冷静に振り返る時間を確保してください。落ち着いた対応また判断があなたの身を守ることに繋がります。
詐欺師があなたにアプローチを行った事実を報告する
詐欺師からの連絡に騙されず身を守ることができた際にも、今後被害者が増えないために、詐欺師が連絡をした事実を報告することが今後の犯罪防止に繋がります。
ソーシャルエンジニアリングの危険性についての意識を高め、情報を専門家へ提供することで多くの犯罪から人々を守ることが可能となります。
詐欺師からの連絡があった際には詐欺の内容に応じて、以下を利用してください。
①国民生活センター(消費者ホットライン)に相談する
②警察に通報・相談する
③弁護士へ相談する
またTeamViewerwが悪用され、万が一詐欺の被害に合われた場合や不自然な行動があった際には、以下のページよりご状況を報告してください。弊社ではこの様な自体を重く受け止めており、担当部署にて責任を持って対応させていたただきます。
詐欺に気づいた際の対応方法
仮に、電話やメールであなたにアプローチをかけている人が詐欺師であることに気づき、その場で個人情報を一切提供せず、自身のコンピュータへのアクセスをさせなかったとしても、念の為かかってきた電話番号またはメールアドレスをブロックすることが大切です。
それに加えて、家族や友人に何が起こったかの詳細を伝え、周りの大切な人たちにも詐欺被害から身を守る備えを行うよう注意喚起を行ってください。どうやって詐欺師だと気づくことができたか、またどの様な手法であなたに近づいてきたかなど、情報を提供することで被害を防ぐことができます。
さらに、役立つリンク(この記事へのリンクなど)を共有するか、詐欺防止に関するチートシートを送信することをお勧めします。
【典型的な詐欺師のアプローチ方法】
①知らない番号から電話がかかってきます。電話を取ると、インターネットサービス・プロバイダーや銀行からの電話と偽り、あなたの信頼を得るようなアプローチを図ります。
②そして、あなたの利用しているコンピュータ端末に不具合が生じていると巧みな言葉であなたを不安な気持ちにします。
③コンピュータの不具合を直すために、あなたのコンピュータに遠隔操作したい、または詐欺師の端末に遠隔操作をしてくださいと言ってきます。
④注意:こういった電話の流れはほぼ詐欺であると言っても過言ではありません。
⑤電話を直ちに切り、詐欺師から離れてください。
最近では、以上のような被害にあった際に、注意喚起としてソーシャルメディアを利用して友人などに情報を共有することもひとつの手段となっております。
詐欺師から身を守るため、自身のセキュリティへの意識を高めることが非常に重要になってきます。
詐欺師はあなたのコンピュータへアクセスした際の対応方法
一度コンピューターの電源を完全に切り、大きく深呼吸を行ってください。コンピュータの電源を切ると外部からのアクセスが一切行えませんので安心してください。落ち着いた行動が大切です。慌てる必要はありません。
1)可能であれば、インターネットに接続せずにコンピューターの電源を入れます。インターネットケーブルを抜くか、WiFiを無効にする必要があります。
2)リモートアクセスソフトウェアを開き、設定を確認します。必要に応じて、詐欺師が行った変更を元に戻します。これから、TeamViewerの詳細な手順を説明します。詐欺は任意のリモートアクセスソフトウェアを介して発生する可能性があることに注意してください。別のソフトウェアが使用されている場合は、サプライヤーに連絡して頂き、具体的な対応方法を確認することをお勧めします。
TeamViewerが使用された場合
TeamViewerのソフトウェアを開き、その他 ➔ オプション ➔ セキュリティをクリックします。
①個人的なパスワードに●●●マークが入っている場合は、無人アクセス用の固定のパスワードが設定されていることを意味します。一度●●●マークをすべて削除し再設定を行うか、空欄のままにしてください。
②簡易アクセスが設定されている場合、アカウントが詐欺師ではなくあなたのアカウントで設定されているかを確認します。自身のアカウント名で設定されていない場合、チェックボックスを外して、簡易アクセスを削除してください。
③ブロックと許可リストに移動します。設定をクリックし、以下のパートナーにのみアクセスを許可を選択して、許可リストにあるパートナーを確認します。
➔知らないアカウントをすべて削除します。
➔ご自身のTeamViewerアカウント情報を追加して、自分だけがこのコンピューターに接続できるようにします。
💡ヒント:詐欺師のTeamViewer IDがまだある場合は、次のパートナーのアクセスを拒否するブロックリストに追加できます。
④ポップアップでOKをクリックして、セキュリティオプションに戻ります。
⑤全般に移動し、設定されている場合はアカウント割り当てを削除します。
⑥OKをクリックしてTeamViewerオプションを終了し、変更を保存します。
- さらにTeamViewerとは別にリモートアクセスソフトウェアがインストールされているかどうかも確認してください。もし他のリモートアクセスソフトウェアがインストールされている場合、アンインストールをしていただくことで、外部からの接続を遮断することができます。
- 他の情報を確認される場合には、インターネットを再度オンにしてください。
⑦普段使用しているすべてのプラットフォーム(Amazonなど)の設定パスワードを変更し、可能であれば、すべての端末での強制ログアウトを行ってください。
- セキュリティ上安全な一意のパスワードを設定してください。
- 複数のプラットフォームでパスワードを再利用したり、同じパスワードを使用しないでください。
- できれば2段階認証を有効にしてください。
⑧それぞれのプラットフォームにて購入履歴とプロファイルを確認します。見に覚えのない設定変更や購入履歴を発見した場合は、プラットフォームプロバイダーに通知し、すべてをキャンセルするように依頼してください。
⑨銀行情報を提供または入力してしまった場合は、銀行に通知してください。クレジットカードを止め、新しいカードをリクエストすることをお勧めします。
⑩詐欺の報告を警察、国民生活センターに行い、TeamViewerを利用しての被害である場合は加えてTeamViewerにします。
疑わしいリンクをクリックしたり、ファイルをダウンロードした際の対応方法
ウイルス対策ソフトウェアを実行し、コンピューターをスキャンして、ウイルス、侵害されたファイル、マルウェアを探します。
有害であると分類されたものをすべて削除し、インストールを求められたプログラムをアンインストールします。
このようなスキャンの実行方法やプログラムのアンインストール方法について疑問がある場合は、IT専門家に相談してください。ここでは、友人や家族に、自分のことを知らない場合に信頼できる専門家を提案できるかどうかを尋ねることをお勧めします。
最後に
詐欺被害から身を守るため、詐欺師は巧みな手段であなたの日常を脅かしていることを意識してください。日々詐欺師がアプローチしてくる手段は変わっています。常に家族や友人同士で情報交換を行い、不審な電話、メールには一切触れないことを意識してください。
その他の背景情報
残念ながら当社のソフトウェアであるTeamViewerが悪用された例がいくつかあります。詐欺師は、ご利用の端末がマルウェアに感染していると嘘をつき、電話でサービスを販売しようとします。
📌注意:TeamViewerは合法的なソフトウェア開発会社です。お客様やパートナーの個人情報のプライバシーとセキュリティを重要視しています。 TeamViewerは、これらの詐欺集団のいずれにも関連性は一切なく、責任も負いかねますことご了承くださいませ。
詳細については、セキュリティとプライバシーに関してをご覧くださいませ。