コミュニティをご利用の皆様
いつもTeamViewerをご利用いただきありがとうございます。
このブログでは在宅勤務をされている方に向けた、サイバーセキュリティとオンラインセキュリティに関する情報を改めてご紹介いたします。
世界的なコロナウイルスの影響により在宅勤務がより身近に、そして定着しつつある現在、ご自身の環境が安全か今一度このブログを通して見直しを行って頂ければ幸いです。
TeamViewerコミュニティからセキュリティハンドブックが発行されており、多くの方に安心して安全にご利用いただける活動を常に行っております。
それでは早速、会議とホームオフィスに必要な6つの重要なセキュリティ設定についてご紹介いたします。
ウィルスについて
コロナウィルスにより、私たちの生活は大きく変わりました。もちろん働き方も変化しております。
このニューノーマルは今後も続くと見られており、いかに柔軟に状況に合わせて働き方や生き方をストレスなく変えていく事が大切か、皆様も身近に感じていることと思います。
そのひとつとして、オンラインに頼る機会がより増えてきました。それに伴いオンラインユーザー、端末、ネットワークを感染から保護する事の重要性も私達の意識の中により強く芽生えてきております。
ウイルスの危険性は、オンラインでどのように行動しているかにも影響します。
例えば、メールの添付ファイルは安全だと確信してから開く意識へと変わってきております。リモート管理のようなエンドポイント保護ソリューションを使う個人・企業が増えてきています。
オンライン会議やホームオフィスの設定にお勧めする環境は以下の通りです。
- 常に端末やソフトウェアを最新の状態に保つための適切なアンチウイルスソフトウェアを使用すること。
- ブラウザのポップアップブロッカーは、保護を強化し、潜在的なウイルスが端末に侵入するのを防ぐこと。
2段階認証を使用する
すべてのご利用のアカウントで2段階認証を有効にし、セキュリティ機能の可用性に基づいて使用するプログラムを決定することもできます。TeamViewerアカウントの二段階認証を使用することで、TeamViewerアカウントを不正アクセスから保護するためのセキュリティ強化を図れます。
さらにお勧めなのは、SSO(=シングルサインオン)を展開してセキュリティ強化を図り、遠隔操作をより迅速かつ簡単に、そして安全にすることです。
誰が会議に参加していて、誰が情報や会社のネットワークにアクセスできるかを知ることは非常に重要です。今日、これまで以上に、私たちの多くが自宅で仕事をし、主にオンライン会議を介して共同作業を行っています。 2段階認証は、個人情報の盗難に対するシンプルで効果的な手段です。
個人情報の盗難は重大な犯罪です。ビジネス会議の乗っ取りによりクレジットカード情報の悪用がされてしまう事例上がっております。単一のビジネス、さらには業界全体に甚大な経済的影響を与える可能性があります。アカウントが二段階認証などで保護されていない場合、詐欺師は簡単に乗っ取ることができます。上記の二段階認証やSSOの設定がいかに大切であるか、改めてご自身の環境と共に見直していただければ幸いです。
事前に計画を立ててオンライン会議をロックする
会議を計画するときは、必ず一意の会議IDとパスワードを使用してください。
事前に電話をスケジュールし、メール等を介して参加者を招待します。
この場合、メールを簡単に転送することができ、誰が会議にアクセスするための情報を持っているか正確に把握することが難しいです。全員が会議に参加した後に、参加者を確認し、招待していない参加者を削除することをお勧めします。さらにすべての参加者が参加した後、他の人が参加できないように会議をロックします。
会議に機密性の高い情報が含まれている場合は、ビデオ認証を要件にすることもできます。もちろん、これはどのように機能するかを知っている場合にのみ機能します。
ビデオ会議とプライバシー
会議でビデオを有効にする方が良いのか、そしてそれを推奨すべきかどうかについてご紹介いたします。
大人数でのテレビ会議は見づらさがあるなど逆効果になる場合がありますが、最大6〜7人の小規模な会議でビデオを有効にすると有益だと思います。
ただし、ビデオを使用する場合は、いくつかの点にご注意ください。
数字やアイデアなどの内部情報が記載されたホワイトボードが後ろにありますか?または、共有しない方がよい情報が画面上にありますか?
事前にビデオ会議のテストを行い、ビデオに表示されているすべてのものが他の人に見られても問題ないかどうかを確認します。万が一携帯電話で写真やビデオを撮ったり、簡単にスクリーンショットやビデオ録画が行われた場合も、危険から身を守る、さらには企業を守ることに繋がります。最後になりましたが、ビデオを使用しないときは、レンズを覆うおことをお勧めいたします。
必要なアプリケーションのみを共有する
自宅で仕事をし、オンライン会議を使用してコミュニケーションを図る際に、分かりやすく伝えるため画面を共有する必要がある場面があるかと思います。
例えばビジネスプレゼンテーションやブレーンストーミングセッションです。
ほとんどのソフトウェアでは、画面全体を共有したり、単一のアプリケーションを選択したりできます。
提示したいアプリケーションのみを共有することを常に意識することをお勧めします。別のアプリケーションに切り替える必要がある場合は、メニューから簡単に切り替えることができます。
必要以上の画面やアプリを共有することは危険です。上記のビデオトピックのように、悪意ある人から気付かないうちにスクリーンショット、画像、または画面の記録を作成されることがあるため、危険から身を守ることが大切です。
必要なファイルのみを共有する
今回はファイル共有についてご紹介いたします。
会議で議論した内容に関するファイルを共有することはより理解を深めるため効果的な方法のひとつです。方法は、クラウドでの共同編集ようとして開くか、編集不可能なファイルにて閲覧のみに設定をするなど、環境やご状況により様々です。ファイルの編集を許可する場合はロールバックできるように必ず原本を保存してください。
追加情報
TeamViewerでファイルを共有することができることはご存知ですか。リモートコントロール機能を使用すると、ファイル転送、コピーと貼り付け、ドラッグアンドドロップ、ファイルの送信、またはファイルボックスを介して接続パートナーとファイルを共有できます。詳細についてはこちらをご覧くださいませ。
以上、オンライン会議とホームオフィスのためのセキュリティ設定をご紹介いたしました。
ホームオフィスやビデオ会議をより安全に安心してご利用いただけるよう、TeamViewerはソフトウェアの開発のみならず、情報発信を続けて参ります。