この記事ではTeamViewerがお勧めするセキュリティ設定をご紹介します。TeamViewerをご利用のすべてのユーザーに適用する内容です。
全般
TeamviewerをインストールしてTeamViewerアカウントを設定した後、まずはじめに設定するのは、個々のセキュリティレベルです。
1. 2要素認証の設定
a) 2要素認証(2FA)は、ハッカーにパスワードを知られていたとしても、ハッカーがあなたのアカウントに侵入するのを防ぐのに役立ちます。
TeamViewerアカウントの2要素認証を使用することで、TeamViewerアカウントを不正アクセスから保護するためのセキュリティ強化を図れます。
TeamViewerアカウントにログインするには、パスワードに加えて、さらにふたつめの認証(セキュリティコード)が必要となるよう設定を行います。
二要素認証を設定することで、TeamViewerアカウントにログインするには、以下の情報を入力する必要があります。
- メールアドレス
- パスワード
- セキュリティコード
2要素認証の詳細な設定方法は、以下をご覧くださいませ。
以上の設定でアカウントのセキュリティ強化が図れより安全にご利用いただけるようになりました。次にTeamViewerのインストールを確認しましょう。
b) 接続用の2要素認証により、モバイルデバイスのプッシュ通知で接続を許可または拒否することができます。
接続用の2要素認証は、デスクトップコンピューターに追加の保護レイヤーを提供します。
有効にすると、特定のモバイルデバイスに送信されるプッシュ通知を使って、そのコンピューターへの接続を承認する必要があります。
2. 簡易アクセスの設定
特定の決まった端末に接続する場合は、無人アクセス用に簡易アクセスを設定することをお勧めします。
簡易アクセスは、TeamViewerのパスワードを使用せずに、設定された決まったアカウントからのアクセスを許可する機能です。無人アクセス(接続先端末に人がいない状態)で遠隔操作を行う際に最も安全な方法です。
3.許可リストの設定
許可リストの設定により、事前に設定した人または端末のみが特定の端末に接続できるようになります。
特定の端末にいつも決まった人・端末からのみ接続を可能にされたい場合、接続を行う側のアカウントを許可リストに追加するだけです。複数の人が接続できるようにする必要がある場合は、それらを個別に追加することも、会社のプロファイルのすべてのメンバーを許可することもできます。
一度のみ接続する端末必要がある場合は、その端末を手動で許可リストに追加し、接続後に再度削除することができます。
4.強力なパスワードの作成
パスワードを利用して遠隔操作をされる場合は、必ずパスワードのベストプラクティスを事前にご確認ください。
- 唯一無二なパスワードを作成することが重要です。
- 強力なパスワードは少なくとも8文字の長さで、大文字と小文字を数字と特殊文字で組み合わせるのが理想的です。
- 他の人がよく使う辞書の単語や用語は使用しないでください。
- 3つのランダムな単語を使用することは、覚えておくべき強力でユニークなパスワードを作成するのに適しています。推測できる言葉(ペットの名前など)は使わないようにしましょう。必要に応じて、数字や記号を含めることもできます。例えば、"RedPantsTree4 "などです。
- 「qwerty」や「1q2w3e4r」などの隣接するキーワードの組み合わせは避けてください。
- パスワードマネージャーは、規律を支援し、独自の強力なパスワードを紛失したり忘れたりしないようするために役立ちます。
⚠パスワードを定期的に確認および変更して、常に最新のベストプラクティスにを確認することをお勧めします。
万が一外部にパスワードが漏れてしまう等のリスクを避けるため、可能な場合は、パスワードを無効にすることをお勧めいたします。 TeamViewerでは、セキュリティ設定でランダムパスワードを無効にすることができます。特定の人のみしか端末に接続しない場合は、このランダムパスワード設定を無効にすることをお勧めします。
どうしてもパスワードが必要なご状況の場合は、TeamViewerアプリケーション右上歯車アイコン(⚙) ➔ 詳細 ➔ 詳細オプションを表示 ➔このコンピューターとの詳細接続設定 ➔ 各セッション終了後のランダムパスワード➔新規に生成を選択してください。 ➔OKをクリックします。
5.デバイスのアップデート
最新でないソフトウェア、アプリケーション、オペレーティングシステムには弱点があります。そのため、ハッキングされやすくなっています。
企業はその弱点を修正するためにアップデートを行います。あなたがデバイスやソフトウェアをアップデートすることで、ハッカーの侵入を防ぐことができます。
自動アップデートを提供しているデバイスやソフトウェアは、自動アップデートをオンにしましょう。そうすることにより、各デバイス・ソフトウェアのアップデートを覚えておく必要はありません。
常に最新の TeamViewer 機能を使用するために、TeamViewer フルバージョンの自動更新を 有効にすることができます。
有効にすると、主要なソフトウェアリリース内の最新バージョンが自動的にインストールされます。これにより、すべての機能を備えた最新のTeamViewerバージョンを常に使用することができます。他のTeamViewerバージョンへのTeamViewerセッションも制限なく可能です。自動更新を有効にする方法については、こちらを参照してください。
詳細はこちら(英文):Cyber Aware - NCSC.GOV.UK
6.データのバックアップ
バックアップとは、お客様の情報のコピーを作成し、別のデバイスやクラウドストレージ(オンライン)に保存することです。
定期的にバックアップを取ることで、常に最新の情報を保存することができます。これにより、データの紛失や盗難が発生しても、迅速に復旧することができます。
自動バックアップをオンにすることもできます。自動バックアップをオンにしておけば、ユーザーが意識しなくても、定期的に情報がクラウドストレージに保存されます。
USBメモリや外付けハードドライブに情報をバックアップしている場合は、バックアップを行わないときは、コンピュータから取り外してください。
詳細はこちら(英文):Cyber Aware - NCSC.GOV.UK