TeamViewer 遠隔操作セッション中は、ローカルコンピュータのトップ画面にTeamViewer リモートセッションツールバーが表示されます。
この記事では、Windowsデバイスからの接続で利用可能なすべてのツールバー機能について説明します。
📌注意: macOS からの接続については、こちらの記事をご確認ください。
この記事は、WindowsデバイスからWindowsデバイスに接続するすべてのTeamViewer ユーザーに適用されます。
ツールバーの機能
以下は、Windows リモートコントロールのツールバーのメイン表示です。
次の章では、リモートコントロール ツールバーに含まれる各機能について説明します。
操作
操作メニューから、リモートデバイスを制御するための数多くの機能に素早くアクセスすることができます。
メモを残す
ノート機能を開きます。
📌注意: リモートセッションを終了した後も、お客様にはメモが表示されます。
Quick Steps
📌注意: Quick Stepsを使用するには、Premium ライセンス以上のライセンスが必要です。
利用可能なすべてのクイックステップスオプションにアクセスできます。
スクリプト
セッション中にリモートスクリプトの実行を許可します。
💡ヒント: スクリプトを実行する方法については、こちらの記事をご覧ください:スクリプトをリモートで実行する
ロック
リモート端末のユーザーに影響を与える複数のオプションを提供します:
- 今すぐロックを使用すると、リモートコンピュータがすぐにロックさ れます。
- セッション終了時にロックを有効にすると、TeamViewerセッション終了時にデバイスがロックされます。
- リモートコンピュータでのサインアウトを使用すると、リモートコンピュータにログインしている現在のユーザーをサインアウトし、セッションをログイン画面に戻すことができます。
リモート再起動
リモートコンピュータを即座に再起動さ せます。下記オプションを選択することができます。
Ctrl + Alt + Delを送信
リモートコンピューターにControl/Alt/Deleteコマンドを送信し、タスクマネージャーやその他のサービスにアクセスできるようにします。
クリップボード
TeamViewerセッションの共有クリップボードへのアクセスを提供します:
- 共有クリップボードの使用にチェックを入れると、両端末のクリップボードが自動的に同期されます。
- クリップボードの送信は、コントローラのクリップボードの内容をリモートデバイスに送信します。
- クリップボードを取得は、 リモートデバイスのクリップボードの内容をコントローラデバイスに取得します。
キーコンビネーションの送信
キーの組み合わせ(Win+E、Ctrl+Pなど)をリモートデバイスに転送し、すべてのキーボードショートカットを遠隔操作で使用できるようにします。
リモート入力を無効にする
リモートデバイスのキーボードとマウスを無効にし、メンテナンス作業やその他のリモート接続に必要な作業の妨害を防止します。
ブラックスクリーンを表示
リモートコンピュータの画面は、TeamViewerのセキュリティ画像ですぐに非表示にできます。
情報
- リモートシステム情報:拡張リモートデバイスのダッシュボードで得られる情報と同様の、ハードウェア/OS情報
- 接続情報:現在2台のデバイス間で行われている接続に関連する情報
- 接続期間
- ディスプレイ解像度
- リモートパートナーのTeamViewer バージョン
- ローカル およびリモートフィンガープリント
- セッション情報には、現在のセッションが以下のどの機能に対応しているかが表示されます。
- リモートスクリーンの接続および表示
- ファイル転送
- VPN接続の確立
- リモートコンピュータを制御する
- リモートのTeamViewerを制御する
- リモートのキーボードとマウスを操作する
- ファイルボックスを使用したファイル転送
- TeamViewer印刷を利用する
- スクリプトの実行
- 役割の切り替え
リモート更新
- 更新がある場合、リモートデバイスに最新バージョンのTeamViewer をインストールします。
💡ヒント: TeamViewer の更新方法については、次の記事をご参照ください:TeamViewerをアップデートする方法
表示
表示ニューから、現在のTeamViewer セッションを最適化するためのオプションや機能に素早くアクセスできます。
最適化
- 最適は、リモートデバイスと制御者側のデバイスの現在の表示設定の間のバランスを提供します。
- オリジナル :リモートデバイスの現在の画面解像度を表示します。
📌注意: 2つのデバイスの間に大きな差がある場合、オリジナルに設定すると、リモート画面が正しく表示されない場合があります。
- Scaled:リモートデバイスのディスプレイを引き伸ばし、コントローラコンピュータ上で最適な表示サイズにします。
画質
- 自動選択:最適化品質と最適化速度の最適な比率を自動で計算します。
- 速度の最適化: リモートセッションの流動性を最適化し、より応答性の高い操作を可能にします。
📌注意: 速度の最適化を使用すると、リモートセッションの画質に影響が出る場合があります。
- 品質の最適化:リモートセッションの画質を最適化し、リモートデバイスのグラフィック表現をより正確に表示できるようにします。
📌注意:品質の最適化を使用すると、リモートセッションの接続の流動性に影響が出る場合があります。
- カスタム設定で、独自の設定をすることができます
- カラー
- 品質
- 高速ビデオストリーミング
- GUIアニメーションを有効にする
- アプリケーションの互換性を向上させる(パフォーマンスを低下させる)
モニター
- モニター番号をクリックすると、リモートデバイスのモニターを切り替えることができます。
- モニターを個別のウィンドウとして表示する:リモートデバイスの個別のモニターを、同じリモートコントロールウィンドウ内の別のタブで表示します。
💡ヒント: TeamViewer で複数のモニターを表示する方法については、次の記事をご参照ください:マルチモニターサポートの使用
画面解像度
リモートデバイスの現在の画面解像度を変更することができます。
📌注意: 利用可能な解像度は、リモートデバイスの現在のオプションに依存します。TeamViewer は、リモートデバイスのハードウェア/OS で現在提供されていない解像度を提供することはできません。
壁紙を非表示
リモートデバイスの壁紙を黒い画面に置き換えます。
リモートカーソルを表示
接続中、リモートコンピュータのマウスカーソルも操作者に表示されます。
画面の更新
リモートデバイスの画像表示を更新するためのリクエストを送信します。接続中に画面が固まって見える場合や、リモート端末で多くのタスクが実行されている場合などに役立ちます。
画面の内容を選択します
- 単一ウィンドウの選択:リモートデバイスのディスプレイ全体を表示する代わりに、個々の画面やアプリを表示します。選択すると、十字線が表示され、焦点を合わせたいウィンドウを選択するために使用されます。
- デスクトップ全体を表示:
セッションタブで表示
複数のデバイスと接続している場合、各接続は同じTeamViewer ウィンドウに別のタブとして表示されます。
通信
通信 メニューは、リモートコントロールセッションにおける接続パートナーとの多様な通信方式を提供します。
チャット
接続中デバイス間でチャットウィンドウを開き、迅速なコミュニケーションを可能にします。
オーディオとビデオ
ビデオ通話を起動します。
📌注意:リモートセッション中、無料ユーザーはVoIP、ビデオ、チャットを使用することはできません。
ホワイトボード
ホワイトボード機能を有効にします。
💡ヒント: ホワイトボードの使い方については、次の記事をご確認ください :リモート セッションでホワイトボードを使用する方法
さらに参加者を招待
セッションに招待する連絡先を選択します。連絡先に通知が届き、20秒以内に確認する必要があります。
パートナーと役割を交代
リモートユーザーがローカルユーザーのコンピュータを表示および制御できるようになります。
コンピュータのサウンド
リモートデバイスのオーディオ出力が、制御側のデバイスのオーディオ出力を経由することを許可します。
フィードバック
フィードバック ボタンを使用することによって、リモートコントロールセッション中にTeamViewer 製品チームにフィードバックを送信することができます。
ファイルおよびその他
ファイルおよびその他メニューから 、各リモートコントロールセッション中に利用できる追加サービスへアクセスできます。
ファイル転送
ファイル転送ウィンドウを開きます。ファイル転送ウィンドウでは、パートナーのコンピュータとの間でファイルを転送することができます。
📌 注意: ファイル転送セッション中、無料ユーザーは一度に1つのファイルのみ転送することができます。
ファイルボックス
リモートコントロール中にパートナーとファイルを共有するためのダイアログを開きます。
ダッシュボード
ダッシュボードは、拡張リモートデバイス ダッシュボードの「一般情報」タブを表示させます。
リモートデバイスに関する有用な情報を提供します:
- リモートデバイス上で動作しているプロセスの総数
- デバイスの性能
- ディスクの健康情報
- セキュリティ情報
- セッション情報
- デバイス 情報
- システム環境
TeamViewerプリンティングを利用する
リモート印刷を有効にします。
💡ヒント: TeamViewerでリモート印刷を利用するには、プリントドライバをインストールする必要があります。リモート印刷の詳細については、次の記事をご確認ください: TeamViewerリモート印刷の設定
VPN
TeamViewer VPN を有効にします。
💡ヒント: TeamViewer VPNを使用するには、VPNドライバがインストールされている必要があります。TeamViewer VPN の詳細については、次の記事をご参照ください: TeamViewer VPNについて
スクリーンショットの作成
リモートデバイスの現在のディスプレイのスクリーンショットを作成します。スクリーンショットを撮った後、どのように処理を進めるかを選択することができます:
- 名前を付けて保存...
- クリップボードにコピーする
- キャンセル
録画を開始
📌注意: パートナーのビデオとVoIPを記録しますがチェックされている場合、リモート デバイスのカメラとマイクを録画することを許可するよう求めるプロンプトが表示され ます。確認が行われない場合、録画は開始されますが、リモートデバイスのビデオやVoIPは含まれません。
💡ヒント: TeamViewer セッションを録画する方法と録画の変換方法については、次の記事をご覧ください :TeamViewer セッションやミーティングを記録する方法
コメント
コメント ボタンは、接続に関するメモを記録する機能を提供します。このボタンを押すと、ポップアップウィンドウが表示され、接続に関する詳細を入力することができます。
ここで入力されたコメントは、Management Console の「接続レポート」で取得することができます。各セッションのコメントは、「メモ」欄の下に表示されます。
💡ヒント: 着信・発信の接続レポートについては、以下の記事をご参照ください :デバイスレポート・ユーザーレポートについて
X - セッションを終了する
このボタンで、リモートセッションを閉じることができます。ロックマークが表示されている場合は、TeamViewer セッションを閉じた後、リモートデバイスのWindows セッションがロックされることを意味します。
📌注意: この機能は、接続元端末のTeamViewer設定の詳細→ 他のパソコンとの詳細な接続設定 →リモートコンピュータのロックで変更できます。常に、行わない、自動から選択することができます。
- 常に:TeamViewer セッションの終了時に、セッション前のデバイスの状態にかかわらず、リモートデバイスがロックされます。
- 行わない:TeamViewer セッションが終了するたびに、セッション前のデバイスの状態にかかわらず、リモートデバイスのロックが解除され、画面が表示されたままになります。
- 自動:セッション前にリモートデバイスがロックされていた場合、セッション終了時にデバイスは再びロックされます。セッション前に端末のロックが解除されていた場合、ロック解除されたままとなります。
📌注意: リモートコントロールツールバーのXを使用してセッションを終了することを推奨します。セッションの右上隅にあるWindows の終了 X を使ってセッションを終了することはお勧めしません。
💡ヒント: 他のパソコンとの詳細な接続設定であらかじめ定義された設定に応じてセッションを閉じない場合は、ドロップダウンメニューで適切な操作を選択することができます。